出産後に赤ちゃんと3人でのパパママ婚。
近年は、赤ちゃん連れでも結婚式を挙げやすい環境が整っているんじゃないかな~と感じます。
そんな私も2018年の秋に、生後11か月の娘とともにパパママ婚を挙げました!
それから半年以上経っていて、今は「結婚式を無事に挙げることができてよかったな~」と感無量の思いですが、当時式の準備をしているときはそれはもう悲惨なものでした。
いや、楽しい思い出もたくさんあるんですけどね!
ただやっぱり産後特有の悩みも多く、今振り返るとどうしてあんなになっていたのかが不思議に感じるくらい。
ということで、今回は赤ちゃんとのパパママ婚をするにあたっての準備段階で、私が「もう辞めたい……」と感じた瞬間を7つ紹介します!
これから赤ちゃんとのパパママ婚を挙げようかな~と思っている人は、この記事でどんな困難が待ち受けているのかをチェックしておいた方が心の準備ができるかも!?
パパママ婚の準備で「辞めたい」と思った瞬間7つ
それではさっそくパパママ婚の準備の段階で「もう辞めたい……」と思った瞬間を挙げていきますね。
①夫のことを嫌いになりかけたとき
妊娠中にまったく想像できなかった、夫のことを嫌いになりかけるという事態に私は陥ってしまいました。
なんとな~く「出産後に仲が悪くなる人も多いらしい」ということを知っていただけ。
私たち夫婦には関係がないものだと思っていたんです。
ところが退院して3人でお家で暮らすようになってから、日々育児と家事に追われ、気付けば夫の言動ひとつひとつにイラっとしてしまうように……!
ほんのちょっとの何気ない行動にもイラっとするようになって、どよ~んとした暗い空気が家に流れていることもしばしば。
私のスイッチがなんだかおかしかったんですよね。どこでイラっとするのかが自分でもわからない。
もうほとんどイラっとした原因は覚えていないのですが、「私がドライヤーを使いたいときに夫がドライヤーを使った」という最高にくだらない理由にイラっとして険悪なムードにしたのはふんわり思い出せます(笑)
最高潮にイヤになったときは「このまま離婚かな……。離婚したらどこに娘と一緒に住もうかな……」なんて考えた時期もありました。
思い返すとなんでこんなになったのかがまったくわからないのですが、出産後はホルモンバランスの崩れと慣れない育児の疲れで、心身ともに体調悪くなる人がたくさんいるみたいですね。
そのため、「自分たちには関係ない」なんて思っていられないことだったりもします。
パパママ婚はそんな最中に式の準備をしなければいけなくなるので、けっこうしんどいです。
②ちょっとしたことで周りにイライラしてしまうとき
出産後に心や体が不安定になったときって、イライラは夫だけではなくて周りにも向いちゃうんです。
私も実家の家族にイライラして、娘が生後1ヶ月になったころに母とケンカして連絡を一切行わない時期がありました。2,3ヶ月後に周りの手助けもあり、無事に母との関係が戻ったのですが……。
娘の危機管理に神経を張り巡らせ、「ちゃんと母としてがんばらなきゃ……!」というプレッシャーもあり、自分の友達やしまいには夫の友達にまでピリピリする始末。
たとえばパパママ婚の準備でも、来られなくなった友達や親族にイラっとしたり、二次会の幹事を引き受けてくれた夫の友達と意見が合わずにここでもイラっとしたり……。「すごく性格悪いな、自分……」という自覚はあるんですが、どうしてもイライラピリピリしちゃうんですよね。
今思うと、余裕がなかったのかな~と感じます。
私の場合、パパママ婚に加えて家づくりも行っていたので、もう完全にキャパオーバーしていました(笑)
③眠たくてしんどいとき
育児はとにかく24時間赤子を見なくてはいけません。もともと寝るのが大好きで休日はお昼近くまで寝ていた私ですが、育児となるとそうはいかずに毎朝娘と早起きをしていました。
やはり体が追い付かず、いつも「好きなだけ寝たい……」と思う毎日。
そんな中、私はパパママ婚でこだわったアイテムを自分で手作りしたくて、作業時間も取らなければいけない状態にしてしまったのです。
「眠たくてしんどい、けど作らなきゃ……」
と徹夜で作業していて、結婚式直前にも関わらず目の下のクマはひどくなってやつれてしまいました(笑)
いろいろと手作りしたいと自分で決めたことなので自業自得なのですが、同じように「手作りアイテムでこだわりたい」という人は、無理のない程度に作業時間を確保してくださいね。
④育児で準備する時間が取れないとき
手作りアイテムの作成に追われていた私ですが、それ以前に自宅で準備する時間が育児をしていると
まっっったく取れない!!!
朝早くから娘は起きていたので、それから日中~夜にかけてはお世話や家事でぜんぜん作業できません。
ちょこちょこお昼寝をするのですが、いつ起きるかわからないので中途半端に作業を中断しなければいけないし、動き出すと触っちゃうのでうかつに結婚式の準備で物を広げられない状況に。
招待状の宛名書き、引き出物の選択、ゲストテーブルの席順など、手作りアイテム以外の作業もなかなか進まなかったです。
すべて娘が寝ている夜中にやっている感じでしたね。
⑤自分のケアをする時間がまったく取れないとき
結婚式となると、プレ花嫁さんは「一生に一度の晴れ舞台!」とここぞとばかりに美意識アップしますよね。ドレスを美しく着こなすための体づくりや肌づくりなど、自宅でのお手入れやエステなどに力を入れるプレ花嫁さんはたくさん!
私の周りも、ブライダルエステやジム通いをしているプレ花嫁さんばかりでした。
しかし、私は育児に追われて、さらに家づくりの打ち合わせや調べごとなどを行う始末。まったく自分を磨くための時間は取れませんでした。
たまの美容室や、前撮りと本番前のシェービングが限界。
結婚式と子ども、そして家づくりにお金を回したかったのもあり、自分にかけるお金も、さらには時間もない悲惨な状況でした。必要最低限のケアだけをして結婚式に挑んだ感じですね。
メイクでかなりカバーしてもらいました(笑)
⑥周りの目が気になったとき
やっぱりパパママ婚ってイレギュラーじゃないですか。
私たち夫婦の場合は結婚が決まってからの妊娠だったため、正確に言うとおめでた婚ではないのですが、それでも周りは夫婦2人だけの結婚式ばかりだったので後ろめたさというか……なんというか「順番が違う」と周りから思われていないかな……と唐突に不安になることが多々ありました。
その上、ネットでパパママ婚を検索すると否定的な意見もたくさん出てきます。
それを眺めていると、産後で精神が不安定になっていることもあり「このまま結婚式を挙げても本当にいいのだろうか」という漠然とした不安が襲いかかってくるのです。
その不安は式前日まで常にあったので、けっこうメンタルがやられます。
⑦産後うつになりかけたとき
パパママ婚の準備をする中でいろいろと余裕がなくなって、気付いたら何もかもがイヤになって放り出したくなる時がよくありました。
結婚式も「もう辞めたい、キャンセルしたい」と何度も夫に言いましたし、家づくりも同じように言っていました。
そしてあげくには、娘を可愛いと思えなくなってしまった時も……。
幸いにも自治体の子育てコールセンターに電話して話を聞いてもらうことで気持ちの整理がつき、娘に対するマイナスな感情はすぐになくなったのですが……。
まさか自分がこんなことになるとはまったく思っていなかったので、当時はとてもショックでした。
時がたつにつれ情緒も安定し、今は「どうしてあんなになっていたのだろう」と思うほどに。自分でコントロールできない感情が出てくるのはパパママ婚をするにあたってかなりつらかったです。
パパママ婚の準備は「辞めたい」と思う瞬間がたくさん
夫婦2人の結婚式も準備が大変なのに、パパママ婚となると産後の体調の変化や赤ちゃんのお世話と、さらに大変になる要素がたくさん!
しかし、一生の思い出を赤ちゃんと3人で作ることはとても素晴らしいことです。
私も後悔はまったくなく、無事に終えた今は「挙げて良かった」と心から感じていますよ~!
同じくパパママ婚を挙げようとしている人を私は全力で応援したいです!
ですが、やっぱり一筋縄ではいかない部分もあるパパママ婚。
この記事を読んで、心構えをしておくだけでだいぶ気持ちに余裕ができるのではないでしょうか。
少なくとも、当時の私に「こんな困難が待ち受けているよ!」と伝えたい内容でした(笑)
こうなるとわかっているのならば、もっと早め早めに準備をしておくとか、いろいろ対策ができたな……と身をもって感じたので。
ちなみに、「時間を戻せて準備ができるのならば、このスケジュールでパパママ婚の準備をする!」というベストスケジュールも提案しているので良ければ参考にしてください~。
素敵なパパママ婚を挙げられるように応援していますね!