新築に太陽光発電は損か得か計算してみました!【我が家の場合】

太陽光は損か得か計算してみた太陽光のこと

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yuru
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こんにちは!太陽光発電設置待ちのyuruです。

そう、今まさに太陽光発電設置待ちの我が家。

我が家は新築戸建て住宅に引っ越しする際に太陽光発電を検討しました。

説明を受け、資料をもらい、自分たちで調べ、我が家にとって太陽光発電を設置すると具体的にどのくらい損か得なのか、徹底的に検証しました。

その一例として計算方法や我が家の数値などを紹介したいと思います。

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同じく太陽光発電を検討している人は参考にしてみてください~!

太陽光発電…損か得か気になるところ

太陽光発電……

一時期より売電価格も下がり、今設置するのは損か得かどっちなのだろうと迷う人はたくさんいると思います。私もその中の一人でした。

ちなみに我が家は太陽光発電に適しているとされる九州の住まいです。

業者さんは「得ですよ!」とたくさんのシミュレーションで計算された資料を見せてくれました。

そこには予測での今後の使用電気と売電収入、月にいくらお得か、年間でいくらお得かが記載されていましたが、イマイチ引っ越し前の生活に比べてどのくらい変わるのかがわからない……。

しかも我が家の場合、電気+ガスの生活からオール電化にもなるので、なおさらわからなかったのです。

徹底的に太陽光発電は損か得か計算してみました

実際に引っ越す前の光熱費と比べて、損か得か、どのくらい変わるのか、というところを徹底的に計算しようと思い立ちました。

アパレル歴が長く、店長も務めていて日々の売上の検証などをずっとやってきた私は、一度取り掛かるととことん検証する、検証大好き女なのです(笑)

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あ、自分が理解できる範囲ですが……(笑)

今現在(引っ越し前)の電気代とガス代を1年間分計算

まずは今の、引っ越し前の状況を把握します。

今でこそ毎月の光熱費をExcelにて記録し管理していますが、当時は特に管理をしておらず、「高いねー」「安いねー」で終わっていました。

細かい数字を書くと長くなり、わけわかんないことになりそうなので1年間分のトータルだけ。

2018年のyuru家の電気・ガス代
電気代87,823円
ガス代123,754円
トータル211,577円

電気代が年間87,823円、ガス代が年間123,754円で、電気+ガスのトータルで年間211,577円という結果になりました。

娘が産まれた年なので、冬は暖房を1日中ガンガンにつけており、お湯もたくさん使っていたので1月2月は電気+ガスで月3万を超えています……。

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ちなみに、領収書などを失くしてしまっていて分からない月などは、電気は九電サイトの会員に登録したり、ガスは直接ガス会社に電話したりすることで解決しました~。

太陽光発電を設置した場合の資料を元に計算

ここから業者さんにいただいた資料を元に太陽光発電を設置すると損か得かを、徹底的に検証します。1つずつ順を追って説明していきますね。

太陽光発電なしの場合の月のオール電化の電気代を計算

少しわかりづらいですが、我が家が業者さんから頂いたシミュレーションの資料には、いくつかの表がありました。

yuru
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赤ペン部分は無視してください~

電気料金
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まずはこちらの表を元に、2018年のyuru家の電気+ガス代の料金と、引っ越してオール電化になった場合の料金を比べていきます。

先ほどの業者さんからもらった表は、太陽光発電を設置していない通常の、3~4人暮らしの一戸建てにかかる平均の電気使用量の表です。

九電の「電化でナイト・セレクト22」というプランで、夜間が安く休日の昼間が次に安いプランになります。

電化でナイト料金
出典:九州電力電化でナイト・セレクト説明ページより

詳しい電気料金の表です。

電化でナイト・セレクト22プランは22時から夜間料金、朝8時から昼間料金になります。

このプランで計算したところ、先ほどのシュミレーション表の画像に写っている部分の説明ですと……

電気料金
1月の電気代シュミレーション
平日昼間4,954円
休日昼間2,261円
夜間5,545円
月のトータル12,760円

1月の平日昼間の電気代が4,954円、休日昼間の電気代が2,261円、夜間の電気代が5,545円となり、月のトータルが12,760円になります。(表の上に月トータルの電気代を赤ペンで記入していますね。)

こんな感じで毎月を計算していくと、オール電化だと年間の電気代が112,867円になりました。

シュミレーションでの電気代
年間トータル112,867円

その前に計算した、2018年のyuru家の電気+ガス代と比べてみると……

年間トータル
電気+ガス代211,577円
オール電化112,867円
差額+98,710円

なんと!太陽光発電を設置しない場合でも、引っ越し前の電気+ガス代料金の211,577円に比べると約10万円もお得に!!

もちろんこれは業者さんの想定であって確定ではないのですが、オール電化ってすばらしい……!

ちなみに2月の中旬に引っ越して、最初のオール電化での電気料金はひと月11,286円でした。
業者さんの資料のシミュレーションだと2月は13,094円、3月は11,854円なのでそこまでズレは無いように思えます
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暖房ガンガンにつけていてお風呂も頻繁に沸かしていたのに、安っ!てなりました(笑)

売電収入を合わせて一ヶ月の総額の電気代を出す

そして業者さんからの資料には月別での発電量の表もありました。こちらも見にくいですが……こんな感じです。(例のごとく赤ペンの文字は無視してください~……)

発電量

上から、

  • 発電量(kWh)
  • 昼間使用料(kWh)
  • 売電(kWh)
  • 売電料金(円)
  • 昼間経済効果(円)
  • 経済効果合計(円)

です。

yuru
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なんのこっちゃですね(笑)

そこで年間の料金が計算されていて、「経済効果は年間で65,492円ですよ」と書かれてあるのですが、具体的にどう得なのかがまっっったくわかりませんでした(笑)

yuru
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そこでまた計算してみました!

先ほど昼間と夜間の電気代を合わせて、月のオール電化での電気代を出していきましたが、今回は太陽光発電を設置した場合の月の電気料金を出していきます。

yuru
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この表だとわかりづらい(私はこの記事を書こうとして久々にこの資料を見たら、わけがわかりませんでした笑)ので、簡単に説明します。

太陽光発電を設置すると、昼間の電気は太陽光発電で自家発電した電気でまかなうことになり、余った電気を売電します。

つまり

夜間の電気代-売電料金
=月にかかる電気代

ということになります!

電気料金

というわけで、こちらの最初の表では

1月の電気代
夜間電気料金5,545円
売電料金-1,870円
電気代トータル7,415円

1月の夜間電気料金が5,545円、発電量の表での太陽光発電での売電料金が-1,870円の赤字(我が家は冬の日当たりが少し悪いそう)なので、電気料金5,545円に売電料金の赤字の1,870円を合わせると……

太陽光発電を設置した場合、我が家の1月にかかる電気料金は想定にはなりますが7,415円になることがわかりました。

2月の電気代
夜間電気料金5,690円
売電料金346円
電気代トータル5,344円

2月は夜間電気料金が5,690円売電料金が346円でちょっとだけ売電料金が黒字になっており、5,690‐346で2月の電気代は5,344円

我が家の場合のシミュレーションですと、4月から11月は夜間電気料金を黒字の売電収入が上回っています。

yuru
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売電料金で電気代をまかなえて収入が入るかたちに!

すると年間の電気代が-16,439円に!

太陽光発電を設置すると、電気代がかからないどころかマイナスになりました。売電収入で年間16,439円儲かって得する計算になります。

2020.5.6追記
業者さんのシミュレーションでは電気代に「基本料金」と「再エネ賦課金」が含まれていないことに今気づきました……。ですが我が家ではそこまで誤差は出ず……。くわしく知りたい人はよければ下の記事も見てみてください。

一ヶ月の太陽光発電を設置した場合の電気代+ローン代を計算

太陽光発電を設置すると、とても電気代がお得になりました。

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しかししかし、太陽光発電をつけるにはその費用がかかります!

そこでみなさん損か得かどうなのかわからない人がたくさん出てくるのですね。

我が家はソーラーフロンティアで設置容量4.44kw。費用の詳細はこちらの記事で公開しています↓

もちろん一括では購入できないので、ローンを組むことに。

10年ローンと15年ローンでの提案をいただきました。できれば10年ローンで組みたい我が家でしたが、15年ローンと比べると最初の赤字が大きく、決断できない状況でした(上の記事で詳しく説明しています)

そこでそれぞれ10年ローンと15年ローンでの月々にかかる電気料金を計算することに。

計算方法は簡単です。

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先ほど出した太陽光発電を設置した場合の月々の電気料金にローン代を合わせるだけになります。

10年ローンの場合
月々の支払い12,975円

10年ローンだと月々12,975円の支払いなので、1月の太陽光発電を設置した場合の電気料金と合わせると……

1月の総電気代
10年ローン代12,975円
電気使用量7,415円
トータル20,390円

1月に支払う金額は20,390円

対して15年ローンだと月々の支払いが9,178円になります。

1月の総電気代
15年ローン代9,178円
電気使用量7,415円
トータル16,593円

同じように1月の電気料金7,415円と合わせると、15年ローンは1月の総支払額が16,593円になり、10年ローンが4,000円ほど高い結果になりますね。

こんな感じで計算していくと……

10年ローン15年ローン
年間支払額139,261円94,237円
太陽光無との差額-26,394円18,630円

10年ローンだと年間139,261円、15年ローンだと年間94,237円
太陽光発電を設置しない場合の年間電気代112,867円と比べると、10年ローンは26,394円の赤字、15年ローンは18,630円の黒字と出てくるのです。

これだけ見ると、「なんだ。太陽光発電を設置しても10年ローンだと赤字だし、15年ローンでも得する金額は2万もないんだ」と思いますよね?

でもこれは10年後に大きく変わってくるのです……!

太陽光発電設置後の10年後以降も計算する

我が家が設置する2019年度の電気の買取価格は1kWhあたり、26円

それは10年間固定されていて、10年後はまだいくらになるのか確定していないとのこと。

経済産業省の資料で想定されている電気の買取価格は1kWhあたり11円と発表があったので、

10年後の売電価格=1kWh×11円

そちらを参考に、上記の計算式で設置後10年後以降の損得を出しました。

業者さんの太陽光発電のシミュレーションの資料を元に、10年後以降の毎月の売電価格を計算。

発電量
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先ほどの発電量の表です。

1月はマイナスなので飛ばして、2月をみると売電数が13kWhなのでそれに×11円をすると売電料金が143円と出てきます。

少し切れていますが、 同じように 3月の売電が186kWhになっているのに対し11円をかけると2,046円

それを毎月繰り返し、夜間電気代-売電収入でひと月の電気料金を計算します。

そこから10年ローンだと、もうローンを支払っているので改めて計算する必要は無し。10年ローンだと、出てきた料金がそのままの電気料金になるのです。

そうすると年間の電気代が

”24,150円”

という結果に!!

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なんと一桁減っています。

しかし、15年ローンだとまだ5年間はローンが残っているので、年間にかかる金額は133,120円に……。

10年ローンの支払い期間とほぼ同じ金額が10年後に5年間やってくるのです。

5年後ローンを払い終えると、10年ローンの払い終わった後の24,150円と一緒にはなりますが、この5年間ちょっとつらそうですよね。

パワーコンディショナのメンテナンス代を忘れない

太陽光発電を設置するとなると、メンテナンス代がかかります。

パネルはほぼ半永久的に使えるとのことですが、太陽光で発電した直流電力を家庭用の交流電力に変換するパワーコンディショナという機械は平均10~15年で壊れてしまうとのこと。

その交換費用が約30万円かかると業者さんより説明を受けました。

そこで、その交換費用も足します。

20年間の総額をそれぞれ出す

私の場合徹底的に検証をしたかったので、太陽光発電を長い目で見ることにしました。

そこで、太陽光発電を設置しない場合と、設置する場合10年ローン15年ローンで20年間の総額費用を出しました。

20年間なのでパワーコンディショナを2回買い替えるとして、+60万を太陽光設置ありのほうにそれぞれつけています

結果
太陽光設置なし 2,257,340円
太陽光設置あり
10年ローン 2,234,110円
15年ローン 2,328,720円

20年間で見ると、10年ローンで太陽光発電を設置する場合だと、設置しない場合に比べて23,230円のお得、15年ローンだと71,380円の損という結果に。あまり変わらない上に、15年ローンだと損をするという衝撃の結果になりました。

20年後以降の計算もやってみた

20年間の総額があまり変わらないな~と思い、20年後~30年後の計算もやってみました。

そうすると、その10年間は太陽光発電を設置しない場合だと

総額1,128,670円

かかるのに対し、太陽光発電を設置した場合は

総額241,500円

しかかからないことが判明しました。

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パワーコンディショナを買い替えて+30万になっても541,500円

太陽光発電を設置した場合だと

587,170円もお得

になるのです。

10年ローンでの毎月の支払いと、引っ越し前の電気+ガス代と比較する

いろいろ計算を経て、やはり10年ローンでの太陽光発電の設置に決めたいな……!と判断した我が家。

yuru
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でも毎月の支払いでやっていけそうかな?

という点が不安ポイントだったため、10年ローンでの毎月の電気料金の総支払額と、引っ越し前での電気+ガス代の料金がどのくらい違うのかを比較しました。

結果は一目瞭然。

最初の方でお伝えした通り、引っ越し前の電気+ガス代は年間211,577円かかっているのに対し、10年ローンだと年間支払想定金額は139,261円

今より

72,316円

も負担がなくなるのです。

特に電気+ガス代が月3万を超えた1月と2月は、10年ローンでも2万円ほど。

yuru
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あ、ぜんぜん生活できる金額だ。

そう気づいて安心し、10年ローンでの太陽光発電の設置を決めました。

太陽光の見積もり比較で損か得かを極める

太陽光……気になるけど業者に相談とかはまだやってないな。

業者から見積もりはもらったけれど、これで決めていいか不安……。

なんて人はタイナビで見積もりしてみるのもいいかもしれません。

私は新築注文住宅だったので、何もわからないまま工務店さんと提携している太陽光の業者さんに決めました。

が、いろいろ手違いが多く、太陽光が無事に設置されるまで大幅に期間がかかってしまいました。

見積もりもそこの太陽光業者さんしかもらってなかったので、

yuru
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もうひとつ比較できる見積もりがあれば価格差で値段交渉とかもできたのではないか……。

と夫婦でプチ後悔をしております……。

いや、ほんと、「部品を発注し忘れた」とかミスが続いて施工工事が何度も先延ばしになって、正直

yuru
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失敗したな……。

と感じてしまいました。

その点、タイナビ だと自分の住んでいる地域の業者さんからいくつか見積もりが届くので、すぐに比較ができます。

yuru
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いくつか、といっても最大5社なので多くなく少なくなくていい感じですね!

比較することで100万円くらい設置費用が浮いたとかもあるようなので、大きな金額ですし、見積もり比較は必須かと……!

yuru
yuru

もちろん、見積もり自体は無料ですよ~。

この手のものは実際に話を聞いて、納得して契約して初めて料金がかかってくるものなので、見積もり比較から相談まではほぼどこの業者さんも無料でしょう。安心できるかと。

yuru
yuru

私みたいに失敗しないように、いくつか見積もりと業者さんの人となりを比較してみてください~!

シミュレーション上での計算なので、太陽光が損か得かどうなるかはわからない

草原

業者さんでのシミュレーションを元にいろいろな計算をして、太陽光発電の設置を10年ローンで行うことに決めたyuru一家。

いろいろな角度から計算をして回りくどい感じになっちゃいましたが、いかがでしたか?

もちろん、10年後の電気買取価格がもっと低くなる場合もあるし、最悪0になるかもしれない、パワーコンディショナも保証期間中に壊れて最初のうちはメンテ代がかからないかもしれない、夜間の電気代が上がるかもしれない、

yuru
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はたまた何らかの問題が起きてyuru一家が崩壊するかもしれない。

などなど……。

想定外の出来事はたくさん起きそうですが、もし停電が続いた時にも自家発電ができる、将来電気自動車を買えば自宅で充電しやすい、10年後には蓄電池がもっと安くなって性能も良くなるかもしれないから検討したい、などを考えて太陽光発電を設置することになりました。

蓄電池が気になる人は
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なんか、設置しないより、設置した方がいろいろと夢があるなぁ~と思って(笑)

毎月の金額もすごく上がるわけではなかったし。

人それぞれ考えはあると思うし、私もよくわかっていない部分が大半ではありますが……、少しでも参考になったのなら嬉しいです。

太陽光発電は損か得か、私の考え抜いた結果では得になるんじゃないかな~という感じです。

また、実際に太陽光発電を設置してみて損か得かどうだったかも、検証して記事にしていきたいと思っております!良ければまた覗きにきてください~!

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yuru

年々電気の買取価格は下がってきているので、早めにいろいろと調べて行きましょう~!